適応障害と発達障害

適応障害は環境の不適応などによって、ある特定の人や出来事がその方にとってはとても辛く厳しいもので、それがうつや不快感などの気分になって表れてしまうものという定義が厚生労働省のところにあります。神経が過敏になる・不登校や出社拒否・物を壊す・落ち着かなくなるなどという行為も適応障害の一例とも言われています。

このようにしてみると適応障害や自閉症・アスペルガー・ADHD・広汎性発達障害などの発達障害は類似する状態ともいえる感じがします。またコミュニケーション障害と適応障害の違いって何なんだろうとも思いますし、適応障害と発達障害との共通点もあるのではないかともいえます。

発達障害もしくは適応障害などにもなってしまうと、組織などではいじめなどにも遭いやすいとも考えられていますし、それが基で学生でいえば登校拒否や不登校、社会人でいえば出社不能や休職・退職などにも追い込まれる可能性がありますので、とても深刻な問題といえます。

しかも適応障害も発達障害も家族なども含めてなかなか周囲の理解が得られないので、この面でもとても苦労があるのかなと思っています。他人ともなかなか上手く行かない可能性も高いとも思われますし、このような自覚のある方はやはり適切な治療をしていく必要があるのではないかと思われます。

たしかに適応障害というとストレスからくるような感じがしますし、たしか皇太子妃の雅子さまもこの適応障害という診断をされている方です。適応障害と診断されてしまった方はおそらく自分と合わない会社や学校にいるなどのことから起こっている可能性もありますので、まず自分の環境を変えてみるなどのことをして、本当に自分に合った環境にしてみることで改善がみられるのではないかと思われます。真面目で我慢強い国民性のある日本人には適応障害の方は多いと思われます。そしてこのような性格を持っている人ほど、このような症状にかかりやすくなるのではないかと思われます。

適応障害という言葉からも、その環境に適応できないという可能性がありますので、まずは環境を変えてみて様子を見てみるというのも悪くはないのかなと考えています。