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知的障害とは

知的障害とは知能面での障害のことをいいます。知的機能に制約がある・適応行動に制約を伴う状態・発達期に生じる障害であるという3つの条件があるようです。仮名書き・計算などの面での障害のある方をいいます。

知的障害になるための主な原因は、染色体の異常・出産時のトラブル・幼児期の高熱などでなる場合もあるようです。ただ原因の多くは謎のままです。発達障害は脳機能の障害が原因となっています。これはうつ病などの精神疾患などの場合も同様なケースが多いです。

発達障害と知的障害の関係は、発達障害の中に知的障害を含む場合と含まない場合とがあります。知的障害と学習障害の違いは、IQ70以上の場合は学習障害IQ70以下の場合は知的障害と診断されることが多くなっています。違いはIQ70で分かれているんですね。

また知的障害と自閉症は似たようなところもあります。自閉症の方が知的障害を持っていると知的障害者に認定され、知的障害が軽度もしくはない場合には自閉症と診断されます。対人関係のコミュニーケーション不足の極端な不足は知的障害という判断になることもあるかもしれません。

学習障害などの発達障害であれば、通常学級で授業を受け、ついていけない授業だけは特別支援学級で勉強をしたりすることも可能(必ずしもそうでない学校もある)ですが、知的障害になってしまうと、特別支援学校に行かなければならなくなります。普通学校・学級に行くことはほぼできなくなります。知的障害の中でもかなりの軽度な方は別として、中度以上の方は特別支援学校で教育を受けさせた方がやはり無難なのではないかなと思っています。

発達障害療育の糸口を参考にしました。
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